働くとはどういうことかという根本的な問い
今さら、という方もあろうかと思うが、
自分が思うように社会に適応できないという、どこかこの社会の中での
「居づらさ」
を感じるようになって随分と経つ。
日本社会においては、仕事(労働)をしてその対価としてお金というものを得て生きるための衣食住含めた諸々のものを賄っているのが「普通」とされる。
…と、あまり自分の中でツッコミ過ぎても何も得られないので、これ
とこの本の「働くことの意味」という部分をつらつらと読んでみているのだが、
本気に読んでいないからか、もう少し時間をかけないと腑に落ちてこない。
自分の中で「働く」ことがデフォルトとして確立していたものが、
病気を得て、初めて「働かない」ということが自分の中に存在し始めて、
本当に働かないと自分は社会的にだめな人間なのか、そもそも働くということはなんなのか、
いろいろなことが渦巻いている。
自分はエリートにはなるつもりはないしなる見込みもないが、
今まで20年近く労働してきたことを滋養になんらかの答えを見いだせるような気がしている。
ともかく学ぶことが必要。マルクスの「資本論」をいきなり読む前にこれを読んでおこうと思う。
- 作者: 伊藤 誠
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/12/08
- メディア: 文庫