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イトウの音と本の綴織

フォールディングバイク(折りたたみ自転車)は楽しい

 

ものぐさ自転車の悦楽~折りたたみ自転車で始める新しき日々

ものぐさ自転車の悦楽~折りたたみ自転車で始める新しき日々

 

 こんな本を以前読んでいたのですが、当時はさほど魅力を感じませんでした。

 

折りたたむことが便利なのはわかるけど、電車に持ち込むとか、結構でかくないか?

ロードバイクなんかより走行性能が劣るから走っても楽しくないんじゃないか?

 

いろいろ考えてました。

 

しかし、中途半端な2世帯住宅ゆえ玄関が親世帯と共有部分、自転車を置く場所が2階になので、いちいち自転車を1階までかつぎ出さなければいけない。

親世帯が極度に神経質なため、壁を汚さないように慎重に、と気を使うだけでモチベーションが下がる。

 

 

…とロードにしろマウンテンにしろ、いちいちなんでこんなにピリピリして自転車を出さなきゃいかんのだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

 

自分の中でプツンと糸が切れました。

 

1年ちょっと前の冬でした。

 

自転車は乗りたい、親世帯はうるさい、自由に自転車を乗りたい…。

 

 

ふと、思い出しました。

 

フォールディングバイク!

 

そして、調べに調べ、究極の折りたたみ自転車を探しました。

 

テーマは、手ぶらで出掛けて自転車ポタリングを楽しめて、手ぶらで帰宅できる自転車。

 

どういうものか想像つきます?

 

 

 

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これだ!

キャリーミー。

 

このブログでは何度も出ているので特に驚きもしないと思いますが、これをどう使おうかというと。

 

何も持たずに玄関を出る

駐車場の車のトランクに入れておいたキャリーミーを出し

組み立てて自転車に乗る

幸せのポタリング

帰宅して、車にキャリーミーを折りたたんで収納

手ぶらで帰宅

 

これで堂々とポタリングを行える。

キリキリと神経質な視線を浴びずに遊べる。

 

想像以上にキャリーミーの積載性は優れもので、混んだ地下鉄やJRでも普通に持ち込めるし誰も自転車とは思わないほど。

走るのも10、20㎞程度の走行なら全く問題ない。

 

確かに気をつけない面もある。

路面が濡れていたり、グレーチングだとツルッと滑って危険なので注意だが、乾いたアスファルトなら大丈夫。シングルスピードで変速はなし。

私のものはパンクのしないソリッドタイヤガタガタ道の振動は盛大なので、

ゲル入りのサドルに交換してある。

チューブの入ったタイヤタイプを選べばもう少し振動はないだろう。

 

走りは散歩よりは快適、折りたためば担いでも自動車でも簡単に運べる。

これが文明の利器と言わずしてなんと言おうか。

 

息巻いても仕方ないが、この自転車を毎朝、早朝ポタリングとしてお供にしている。

最近はタイレルイブと使い分けているが、ふらりと輪行していこうかなという時、キャリーミーはとても素敵な相棒になる。おまけに乗っていると不思議と(必然的に目立つが)人が話しかけてくる。挨拶代わりのツールとしても使えてしまうわけだ。

 

よその人の目より親の目の方を気にしているという状態はどちらかというと歪んでいるような気がするが、その歪みと自転車は関係がなく、自転車で外出もできない状況の方が病んでいるように思う…余談でした。

 

このフォールディングバイクのおかげで交友関係も広まり、随分精神的に安定してきた。やはり社交を持つことはある程度大切なことだ。

 

さて、明日から10日間ほど入院手術します。その間は自転車乗りませんが、その分、音楽と読書、ツーリング計画に勤しみます。