生きていく読書

読書を生きていく糧に。そして理解しあえる世界に。

やはり歴史から学ぶことは多い。 今日の雑感。

▶今日は比較的暖かな一日。昨日の寒さは厳しかった。年々気温の差が体にしみるようになってきた。嗚呼

▶普通に仕事を終え(時短勤務だけれど)、帰宅。鍼灸院にも行く。

▶昨日買った新書、半藤一利出口治明「世界史としての日本史」を読む。

 

世界史としての日本史 (小学館新書)
 

▶歴史から学ぶことは多いが、いかに日本人が歴史を小さく捉えているか、知ることのできる格好の刺激書。示唆に富んでいるが、彼らにしてみればそれも氷山の一角。刺激されたあとは二人の薦める本を丹念に読むしかないだろう。

 

チェーホフ「かわいい女・犬を連れた奥さん」読了。

かわいい女・犬を連れた奥さん (新潮文庫)

かわいい女・犬を連れた奥さん (新潮文庫)

 

 ▶軽い気持ちで読み始めていたが、1冊読み終わるとロシアの荒野とくたびれた工場が脳内に拡散された。短編集なので、それぞれ異なる物語だが、中心は人間の生きる生々しさだ。日本人のような倫理観でこじんまり纏まらない。ロシア人は恋愛も商売も豪快なのだ。

 

▶米国の大統領選が終わり、悲喜こもごもみたいだが、米国の某お偉いさんが「これが民主主義だ」と言ったらしい。

▶民主主義っていったい何だろうか?翻って日本は戦後米国の駐留下、急激な経済成長を遂げたのは事実だが、その中で日本には民主主義は育まれ、今在るのだろうか?

▶経済大国の仲間入り、でも資源はない、電力は原発がないとガスにしろ火力にしろ他国に頼らないとダメな現実。兵糧攻めにあえば一発で枯渇するような極端な他国への食料依存。

▶「世界史としての日本史」でも記載があったが、最近日本のマスメディアでの「日本は実はこんなに素晴らしい!」といった論調が増えている。これはテレビや本屋に行けばすぐ気づくことだ。

▶中国、韓国へのいわゆる嫌中、嫌韓は日本人自らを持ち上げるためではないか。ヘイトスピーチも同様だと思う。

▶こんな日本人が自分たちへの「セルフ美辞麗句」をしだしたのは最近のではないか。

▶そんなことをやっっている暇があれば、日本の歴史、世界の歴史をあらためて学びなおした方がいい。いかに日本が残忍な歴史を背負っているか、いかに世界の中で辺境なのかすぐに知ることになる。

▶とても「美しい日本」などと恥ずかしくて言えないはずだ。

▶大卒の割合が増えたのに歴史をわからない(関心がない)人が増えているというのは、おかしな話だ。この際、受験では必要なかったから、というのは言い訳。

▶学ぶのに遅すぎることはない。私も忘れたらまた思い出すために本を読む。そして自分の中に「溜め」を作ろうと思う。