【読書】 内村鑑三「代表的日本人」
西郷隆盛、上杉鷹山、二宮尊徳、中江藤樹、日蓮上人、の成したこととその生涯を紹介。こういった日本の偉人に学ぶことは多い。勤勉であること、謙虚であること、自分の意志に忠実であること、利他的であること。私もまだまだできることがある、そう思えた。迷える現代日本人にとって読むべき1冊。
上杉鷹山「民をいつくしむ心さえ汝にあるならば、才能の不足を心配する必要はない」
二宮尊徳「仁愛、勤勉、自助―これらの徳を徹底して励行してこそ、村に希望がみられるのです」「道徳力を経済改革の要素として重視する、そのような村の再構築が、これまでに提出されたことはまずありません」
中江藤樹「徳を持つなら、毎日善をしなければならない。一善をすると一悪が去る。日々善を成せば、日々悪は去る。昼が長くなれば夜が長くなるように、善をつとめるならばすべての悪は消え去る」
このようなことを読んで、大事なことを忘れていたことにハッとする。人に対して慈しみ、道徳、善を尽くすこと。
あらためて過去の日本人に学ぶことの大切さに気付いた次第。