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イトウの音と本の綴織

【読書】 スタンダール「赤と黒(上)」

スタンダール「赤と黒(上)」

久々の長編小説。それも典型的な夫人と若者の不倫ものときている。

上巻を読む分では主人公ジュリヤンの表面上とは裏腹のジュリヤンの二面性の激しさだ。

繊細さとブルジョアへの憎しみが強く激しいからこそ、レーナル夫人への恋が激しくなる。またジュリヤンの感情のストレートさ反面ひねくれた感情も同居する。実に人間らしい。

さすがに名作だけあって飽きさせない展開。

下巻はまだまだ波乱が期待される。今日は下巻を読書する。

 

赤と黒 (上) (新潮文庫)

赤と黒 (上) (新潮文庫)