【雑談】解説本だけじゃなく、元ネタ本を読もう。
以前こんな記事書きました。
多読するかどうかはともかく、
昔から古典書の解説本や超訳本は多い。
読書ブログで見かけるのが、書評ブログ。
私は書評を書いている時間が惜しいので、感想すら最近は書かなくなってしまったが(アウトプットがどうのこうのというのはともかく)、
そういったブログで解説本を読んで、その元本を読んだ気になっている人が多いということである。
教養としてのゲーテ入門: 「ウェルテルの悩み」から「ファウスト」まで (新潮選書)
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たとえばこういうのや
ニーチェの警鐘 日本を蝕む「B層」の害毒 (講談社+α新書)
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こういうのとか
- 作者: 小池龍之介
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などなど
解説本を読むのはいいが、ほとんどの人はそこで止まっている。
なぜ、ファウストを読まないのか、悲劇の誕生を読まないのか、スッタニパータを読まないのか?
おそらく、難しいから読んでも意味ないと思い込んでいるのではないだろうか。
まあ、確かに難しいところもあるが、わかるところもある。
音楽がCDや圧縮音源ばかりでなく、ライヴを聴いて音楽の素晴らしさが分かるように、
読書だって著者の生の文章(活字ではあるが)を読むことが一番いいに決まっている。
残念ながら、なぜか日本の教育では本を読むことが苦痛なお勉強化しているところがあるため、古典書はただのお勉強の本としてしか思われていない部分が多い。
残念である。もっと岩波文庫や光文社古典新訳文庫、講談社学術文庫を読めばいいのに~。
というわけで今日はこれを読んでいる。大人の男が少年をかこうというのが当時のギリシャの習慣。エロースの話。