古事記、読了。
年末から少しずつ読んでいた、池澤夏樹現代語訳の古事記を読了しました。
読後感は、
こんな面白い話を今まで読んでこなかったのは非常に損していたな、と。
やたらに多く人名が出てくるのは辟易しました。
しかしながら、かなり人間臭い天皇の主権争いや、一夫多妻制の嫉妬憎悪、近親相姦やら殺し合い、ドラマティックな内容。
神話の世界の話だけれど、日本人ならば必ず読んでおくべき、と言えます。天皇への親しみもかなり増します。
何度か繰り返し読み込んでいくともっと面白さが増すと思うな。特にこの池澤訳は脚注が充実しているので、そこを読むのもまたいいと思う。
さて、本屋で見つけたのがこの本。ズバリ読書術の本ですが、明快で本の活用の仕方が書かれていて、かなり面白い実用書。価格も安いので、読書のやり方を知りたい、考え直したいという方にお勧めです。