毎日マーラー 子供の不思議な角笛
今日は歌曲集「子供の不思議な(魔法の)角笛」を聴いてみた。
シュヴァルツコップ:ソプラノ
フィッシャー=ディースカウ:バリトン
まずは名盤中の名盤。
人馬一体の指揮とオケ、ソリストもマーラーのひしゃげた邪悪なメルヘンを実に巧みに歌ってくれる。
- アーティスト: フィッシャー=ディースカウ(ディートリヒ)シュワルツコップ(エリザベート),シュワルツコップ(エリザベート),フィッシャー=ディースカウ(ディートリヒ),マーラー,セル(ジョージ),ロンドン交響楽団
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2008/03/26
- メディア: CD
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↑ちなみにこのディスクは国内盤なのに歌詞対訳がない。国内盤の価値を損ねている。。。
ルードヴィヒ:メゾソプラノ
ベリー:バリトン
バーンスタイン指揮&ピアノ
このディスクは歌曲集のオケ伴奏版とピアノ伴奏版を1枚ずつ録音している。
だからバーンスタインはディスク1では指揮にまわり、ディスク2でピアノ伴奏にまわるという、神のようなマルチぶりを発揮している。ピアノ伴奏版はウィーンでのライヴ録音。
ルードヴィヒの歌は文句なくシュヴァルツコップとは双璧。曲によってはルードヴィヒのほの暗い声がシュヴァルツコップを超えるかというくらいのものがある。
ベリーはあまり期待していなかったが、これがまた絶妙な表現で素晴らしい。どこか武骨でF=ディースカウの巧みさとは真逆のスタイルとしてまさに双璧をなす。
なお、バーンスタインは第2交響曲を作った際にマーラー自身がこの歌曲集の中から外した「原光」を含んで演奏している。
そういえば後年の再録音の時のルチア・ポップの歌も独特の香りを感じたなあ。
マーラー:少年の不思議な角笛[オーケストラ伴奏版&ピアノ伴奏版]
- アーティスト: バーンスタイン(レナード),マーラー
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2011/11/09
- メディア: CD
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このディスクは国内盤で歌詞対訳があり、非常に親切。
久々にこの歌曲を聴いてみたが、面白い。交響曲と合わせて聴くとまた乙なものです。