【読書】谷崎潤一郎「陰翳礼讃」
のらりくらりと読み進めて今日読了。初谷崎。
パチンコ屋やコンビニのように、どこへ行っても煌々と明るい現代にとっては、暗がりとは、恐怖であり、悪の温床であり、なくすべきものとさえ思われている部分がある。
谷崎は陰翳に想像力を感じずにいられなかったのだろう。色恋事もあまり明るすぎるところじゃ、白けてしまうんでないか、と。
厠の話はあまりに滑稽すぎてこんなんで文筆業が成り立ったのは谷崎が書くからというお墨付きでないと、尾籠な話を書く不埒な奴と顰蹙を買うのではないだろうか(笑)。
▶こういう読みかけで何か月も置いておくと、本の全体像がよくわからず、もう一度ざっと読まなくてはならなくなる。
ということで、以前つけていた、読書メモをつけることにした。参考書は以下。
奥野さんのこのシリーズは過去に何度か実践してきたが、読書メーターと共に、自分の読書録の決め手にしたい。
なお、今読んでいる本はこれ。