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イトウの音と本の綴織

【読書】 サン=テグジュペリ「人間の土地」 ほか

 

人間の土地 (新潮文庫)

人間の土地 (新潮文庫)

 

繰り返し計30回ほど読む。

何と言っても翻訳が格調が高い。堀口大學の訳は、やや文語調であったり、体言止めであったり、詩的な部分もあって読みづらいところもあるが、字面が非常に美しい。この人間の尊厳のサン=テグジュペリの内容にふさわしい翻訳である。無論サン=テグジュペリの作品の素晴らしさは言うまでもない。

もっと内容理解を深めたいので数十回再読をしたい。

 

 

 以前単行本で読んだものの再読。

目標のハードルは低く、身の丈のあった生活を、一点豪華主義で、いちいちうなずくところが多い。

すでにバリバリ稼ぐことができない自分が無理して働いてきて、大量消費しようとしてたら、そりゃどこかで破たんしますわ。身をもって再読した。

日本社会の転換期をどう生きるかというヒントが満載。