音を読む 本を聴く

イトウの音と本の綴織

【日記】2018年8月28日 ブルーレイオーディオに突っ込め!

▶︎気圧の加減で体が軋んでいる感じがする。こんな時は歌を歌い、音楽を聴く。

▶︎ハイレゾオーディオにも突っ込んでいこうとして、ハイレゾサイトでダウンロード購入してみたが、そこそこ音質はいいけどダウンロードする時間が結構かかるし、意外と購入金額が高い。だからハイレゾをガンガンダウンロードしてガンガン聴く感じではない。

▶︎ガンガン聴くならアクセスのしやすいApple Musicなどのストリーミングサービスや図書館でシェアできるナクソスミュージックライブラリーで聴きまくるのがいい。ていねいな音楽を聴く「作法」ならアナログレコードを聴いているのが良い。

▶︎で、ここでBlu-rayオーディオに話は飛ぶ。我が家にはブルーレイレコーダーはあるが、テレビを観ないのでアンテナに繋いがない。もっぱらCDリッピング用である。

note.mu

CDをリッピングするためだけにブルーレイレコーダーを買ったのだが、これはもう少し活用できないかと思い続けていた。

そういえば、ブルーレイのソフトはそんなに持っていなかったけど、たまたま1000円で買ったマスカーニのカヴァレリアルスティカーナの映像ソフトがブルーレイだったり、アマゾンでブルーレイオーディオソフトが安かった時に試しに買った音源を昨日聴いていた。

▶︎60年代のムラヴィンスキーチャイコフスキーや70年代のカラヤンマーラーがCDでは聴けなかったレベルの高音質で聴けたのだ。音の情報量はハイレゾ相当だから当たり前なのだが。

▶︎テレビ録画のためにブルーレイレコーダー(プレイヤー)はおそらく多くの家庭にあるだろう。簡便に考えれば、ブルーレイの音質画質は相当良いので、ソフトさえ良ければ一般家庭でも最高の音質で音楽が聴ける環境が整えることができるということである。

これはハイレゾ音源のダウンロードもめんどくさい私のような者にとって、大変ありがたい話である。

▶︎ハイレゾダウンロードがそれなりにコストがかかる。1アルバム新譜なら3000円超す。もちろん安く買えるものもあるのでうまく活用すればいいことだが。

mora.jp

ブルーレイオーディオで最近見かけるのが、CDを売る時に同じ音源をブルーレイオーディオディスクとして同梱するやり方である。

これで音がいいからと言って値段が高か過ぎたら見向きもしないが、これがそうでもない。

▶︎

 これを見てほしい。知っている人は知っている指揮者カラヤンが1960年代にベルリンフィルと録音した交響曲全集である。通常CDならば5枚も必要なくらいの時間を要する音源である。

これがブルーレイなら、たった1枚に収められる。しかも値段が4200円。いやマーケットプレイスではこれより安く、送料込みで2688円(2018年8月28日現在)で購入可能だ。CDより情報量は多く、物理ディスクも5分の1の質量。かつ値段も安い。

▶︎これが自宅のブルーレイプレーヤーで聴けるのだ。音質はスピーカーやアンプなどを後日少しずつ追加すればよりよくなる可能性がある。楽しみだらけだ。

▶︎懸念がある。DVDもそうだが、ブルーレイにもリージョンコードがある。輸入のデジタルソフトには世界の地域で再生できるディスクとできないディスクが発生する問題だ。

▶︎実店舗で調査してみたが、クラシック系の映像ブルーレイはリージョンフリーのもの、つまり世界のどの地域のプレーヤーでも読み込むことができるものがほとんどで、リージョンコードをあまり気にしなくても良いようである。(もちろんあらかじめ確認しないと再生できないかもしれない可能性はある)

▶︎CD(800MB)、DVD(4.7GB) 、ブルーレイ(50GB) と1枚に入る情報量が桁外れにブルーレイが多い。つまり高音質だけでなく、長時間録音できるのである。クラシック音楽はオペラをはじめやたら長い曲があるので、LPレコード時代CD時代を通じて、1枚に収まらない曲は必ずあった。しかし!

 

Der Ring des Nibelungen

Der Ring des Nibelungen

 

 

▶︎ ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指輪」の著名な二つの音源である。これらはブルーレイオーディオ(動画は入ってないです。念のため)にそれぞれ1枚に収められている。

私は他の演奏音源でこの曲をCDで聴いていたが、CDでもおおよそ14枚くらいにわたる超大作。演奏時間は900分。上演には4日かかる(こんなの聴く時間があるのかという話は置いておいて)。価格面も上のブルーレイならば8000円から1万円である。CDならば国内盤なら歌詞対訳ついて3万円というものもあった。輸入盤なら今や四千円で買えるとはいえ、CDは面倒くさい。

▶︎何が面倒かというと、曲が終わっていないのにいちいちCDを入れ替えないといけないことである。まあ、そこはApple Musicではクリアできているが。

▶︎ブルーレイならば音質も収録時間もクリアである。すでにCDという媒体は中心に考えなくてもいいと思えてくる。

▶︎というわけで、これからはブルーレイを中心に音源はまとめていくつもりである。ま逆ながらアナログレコードも大切に。