【日記】2018年10月2日 朝 SPレコードとハイレゾの音の間にて
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ全曲、他?2CD?
- アーティスト: 久保田巧(Vn),J.S.バッハ
- 出版社/メーカー: オクタヴィア・レコード
- 発売日: 2004/09/22
- メディア: CD
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久保田巧の「バッハ : 無伴奏ヴァイオリンパルティータ 全曲 他」をApple Musicで
久保田巧の「J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 全曲」をApple Musicで
▶︎昨日から10月になった。今年残すはあと3ヶ月。5月に引越してドタバタやっていたら今年はもう終わるのか!
▶︎CDのような音楽メディアの大半を売却してしまったが、また最近買い直している。やはりそこそこ良い音質で聴けて、録音データがわかるものは手元に置きたいという気持ちは捨てられないようだ。
▶︎ハイドンの弦楽四重奏全集やワーグナーの楽劇のように長尺の音楽はBlu-rayオーディオのほうが良い。CDはディスク交換が激しくてやっていられない。
▶︎あとはApple MusicのようなストリーミングサービスはCD未満の音質ではあるが、AppleTVでAirPlay再生してみるとなんとか鑑賞に耐えうるようになった。AppleTVでなくてもいいと思うが、Apple Musicの音は微妙な立ち位置のように思える。久保田巧さんのバッハはApple Musicで聴いている。
先日の日曜日にトヨタ産業技術記念館で蓄音機の音を聴いてきた。ハイレゾ音源とは真逆の超アナログの音だ。
▶︎SPレコードで上記プログラムを聴いた。まず驚いたのはSPレコードの再生時間の短さだ。
知識としては持っていたが、1盤面数分しか録音できないので、長い曲は複数枚のレコードが必要になる。
ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は第1楽章だけで5盤面を使用していた。曲の途中でブツッと音楽が途絶える。レコードと磨り減った針の交換して次に再生。
流石にCDに慣れていると第1楽章だけでこれだとイージーリスニングは無理ってものだ。LPレコードでもベートヴェンなら1枚で済むのに。
▶︎と言いながらもSPの音質は魅力があった。AMラジオのようにレンジが狭く、刺激がほとんどない。ゆえに聴いていると居眠りしてしまうほど心地よい。
今回は電気を使わないゼンマイ式の蓄音機で聴いたが、気持ちが落ち着いた。「蓄音機療法」というセラピーがあってもいいんじゃないかと思うほどである。
▶︎音楽メディアの変遷はあるが、音楽を聴きたい、記録して置きたいという気持ちは共通する。技術の進化が必ずしも音楽の進化でも録音の進化でもないところが私にとってはとても面白い。