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イトウの音と本の綴織

クラシック音楽、最初の1枚なにを聴くか?

クラシック音楽を長く聴いていると

クラシック音楽を聴きたいが何を最初に聴いたらいいか?という相談をされることが多い。

その度悩んでいろいろCDを貸してあげてはいるんですが、自分自身これだ!という回答が最近まで得られていなくていました。

女性ならショパンピアノ曲、男性ならベートヴェンの交響曲、などと門切り型のイメージから脱却できず、自分は一体どういうきっかけだったっけ? と思い返すと、私は映画音楽だったと思います。

スターウォーズとかハリウッド映画系の音楽。今から思えばコルンゴルトマーラーの系譜がちょうどはまっていたんだと思いますが。

とはいえこのパターンが全てに当てはまるわけではないと思うので、もっともクラシック音楽の良さを知ってもらえるものはないかと思案していました。

先日そういえば、とはたと思いつきました。

アダージョカラヤン

20世紀を代表する指揮者カラヤンのもっとも得意とした耽美的な美しさの粋を集めたコンピレーションアルバム。

クラシック音楽のキモは美しさだと思うのです。美しさを追及した音楽家もたくさんいれども、カラヤンほど追及した人もいないのではないでしょうか。

そういう意味でこのアルバムはカラヤンのそういった一面を聴くことができる格好のアルバムだと思います。

ディスク:1

1. 歌劇≪カヴァレリア・ルスティカーナ≫間奏曲
2. カノン
3. アダージェット-交響曲第5番から
4. 瞑想曲-歌劇≪タイス≫から
5. 精霊の踊り-歌劇≪オルフェオとエウリディーチェ≫から

6. 愛のテーマ-幻想序曲≪ロメオとジュリエット≫から
7. 弦楽とオルガンのためのアダージョ
8. ソルヴェイグの歌-≪ペール・ギュント≫第2組曲 作品55から
9. 牧神の午後への前奏曲
10. ラルゴ-ヴァイオリン協奏曲集≪四季≫:協奏曲≪冬≫から第2楽章
11. 悲しきワルツ
12. G線上のアリア-管弦楽組曲 第3番 BWV1068からエア

ディスク:2
1. 舟歌-歌劇≪ホフマン物語≫から

2. アダージェット-≪アルルの女≫第1組曲から
3. オーセの死-≪ペール・ギュント≫第1組曲 作品46から
4. ラルゴ-2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 RV523から第2楽章
5. 歌劇≪椿姫≫第3幕への前奏曲
6. ロマンス-セレナード 第13番 ト長調 K.525≪アイネ・クライネ・ナハトムジーク≫第2楽章
7. トゥオネラの白鳥 作品22の2
8. エレジー-弦楽セレナード 作品48から第3楽章
9. ハミング・コーラス-歌劇≪蝶々夫人≫第2幕から

10. 亡き王女のためのパヴァーヌ
11. シチリアーナ-≪リュートのための古風な舞曲とアリア≫第3組曲から
12. 歌劇≪カルメン≫第3幕への間奏曲

13. ノクターン-バレエ≪レ・シルフィード≫から
14. アリア-合奏協奏曲 ロ短調 作品6の12 第3楽章
15. イゾルデの愛の死-楽劇≪トリスタンとイゾルデ≫から

 

Amazonからの転載ですので作曲家が書かれていませんが、非常によく考えられた選曲だと思います。

これ結構ハマると思いますよ。

 

アダージョ・カラヤン DX

アダージョ・カラヤン DX