クリップスのモーツァルト 交響曲第35番ハフナー
さて、年末年始の休暇も終わり明日から仕事初めです。
昨日から引き続いて、
働くってなんだろうって思う。
結論出なくても考えることが大事だと思う。
今日聴く音楽は
モーツァルト:交響曲第35番K.385「ハフナー」
名匠ヨーゼフ・クリップス指揮するロイヤルコンセルトヘボウ管弦楽団
昨年末、ブックオフで280円で購入したもの。
ほかに31番「パリ」、36番「リンツ」が入っているが、
とりわけこのハフナーと呼ばれるK.385がなぜか好きだ。
もう持っていないがバーンスタインがウィーンフィルを振ったものや
アバドが晩年に組織したモーツァルト管弦楽団のもの、これまた鬼籍に入ってしまったホグウッドがエンシェント室内管弦楽団などが好きでよく聴いている。
CD自体最大でおそらく2000枚くらいまであったのを中古ショップで売却して300枚くらいまで減らしてしまったので、この曲自体の演奏ディスクは上のアバドとホグウッドくらいしか持っていない。
でも、いまは図書館からナクソスミュージックライブラリーを無料で聴けるので、わざわざ買うことも少なくなった。
で、今日はクリップスの指揮の演奏。
現代の演奏からするとなんとも心穏やかに流れるようなモーツァルト。現代楽器を使用している、ということもあるだろうし、なんといってもオケはコンセルトヘボウ。悪かろうはずがない。美音とはこういうものだという主張(と書くと語弊があるか)がある。
とにかく尖がった音がない。弦の音といい、木管のまろやかさといい、こういうモーツァルトを聴いているというのは至福の時だ。
これはクリップスがコンセルトヘボウと録音したモーツァルトの交響曲全部、かな?
きっと全部聴いても満足できる演奏だと思います。
さて今日の読書。
吉村昭「戦艦武蔵」読了。
軍事機密で戦艦を設計するところから、いかに長崎の港で周囲の市民や外国人に覚られない様に作っていくか、進水してから最後に至るまで、小説でありながら史実に基づいたノンフィクションと言っても良いくらいのリアルさがある。
また、昨今日本で取り沙汰されている特別秘密保護法や集団的自衛権など、言葉ばかりが踊り出てくるが、実際の戦時の現場はどうなのかというのを冷静ながら緊迫した筆致で描いている。
これはKindleで購入したものだが、文庫でも売っている。
現在、
池澤夏樹訳「古事記」を上巻読み終わりました。中巻読みかけています。
- アーティスト: Wolfgang Amadeus Mozart,Josef Krips,Amsterdam Concertgebouw Orchestra
- 出版社/メーカー: Decca
- 発売日: 2007/05/15
- メディア: CD