カラマーゾフの兄弟 第3部へ
▶昨夜、サガン「悲しみよこんにちは」読了。18歳が書いた小説らしい、瑞々しい輝きを持った作品だった。なんだかんだ言っても父親も父親なら娘も自由奔放だ。そこはフランス人らしいのかな。
▶今朝未明、5時前に目が覚めた。性的な夢をみたためか、しばらく眠れない。仕方なく、本を読む。日野啓三「牧師館」短篇であるが、体内に悪性腫瘍ができた男が、今まで感じられなかったことを感ずるようになる話。寝ぼけた頭にはそんな感想しか浮かばない。
▶朝食を摂って、2度寝する。9時前起きてスーパーへ買い出し。相変わらず野菜は高い。生産者の人もギリギリでやっていると聞く。その気持ちを思うと安易に安くしろ!とは言えないところ。
▶スーパーに隣接する書店を覗くも、品揃えが酷い。岩波文庫がない書店は気の抜けたサイダーと同じようなもの。田舎だから仕方ないのか?
▶ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」第3部(光文社古典新訳文庫の第3巻)を読み始める。ゾシマ神父の死により、アリョーシャが一時錯乱、しかし次第に自分の道を見出していくあたり。
▶途中、娘が撮り溜めたテレビ録画を見るというので、喫茶店にカミさんと一時避難して読書。
▶今日もからだも気持ちも調子が良くない。最近は良くない時の方が多くなったので、これが普段なのだろうと思う。読書できるだけでも十分幸せなのだ。
寛容論 今日の雑感
▶昨夜は娘がやたらにしゃべりかけてきたので、話を聞きながらブログを書いていたら内容がスカスカだった。休みの前だとやはり嬉しいんだろうが…。
▶午前中、歯医者。虫歯の部分に詰め物をしてもらったので終了。というか無理やり終わらせた。
▶そのまま、近所のエディオン(家電量販店)に行く。開店まで30分くらいあったので、車の中で読書。でも店の入り口の前ですでに10人以上が並んでいる。特売品目当てなんだろうか。
▶こっちはアルカリ電池のストックがなくなったので買いに来ただけなんだけれど、朝から家電店は年末さながらに賑わっていた。
▶帰宅後、読書。ヴォルテール「寛容論」昼食をはさんで読了。
フランス・トゥールーズにおける、プロテスタント、ジャン・カラス冤罪事件に端を発したヴォルテールの主張と活動の始終。当時のトゥールーズはカトリックとプロテスタントの対立が激しかったこともあって、その風当たりがこの冤罪事件を引き起こしたのだという。ヴォルテールは宗教派閥対立という不寛容さが根底にあるとし、ギリシャやローマ帝国時代までさかのぼり、様々な寛容さを取り上げる。そして最後に「知性が虚弱な人々は、陰気な迷信に動かされ、そして考え方が自分たちと異なる人間を犯罪者に仕立ててしまう」という。これが不寛容さだ。
▶現代ではキリスト教派同士の対立以上に宗教間、人種間での差別、が平然と行われているのが現実だ。そしてマイノリティが必ず犠牲になる。
▶日本でもすでに多くの外国人が居住しており、1日で外国人に出会わない日はないくらい。
▶その中で宗教、文化風習の異なる中で軋轢が生じるのは間違いない。折に触れて私も書いているが、日本人の素晴らしさを強調するテレビ番組、メディアやヘイトスピーチにみられる外国人排斥運動など「不寛容」さを示唆しているように私は思える。
ヴォルテールが提起した寛容論の中での諸問題は現代の私たちにおいても未だに問われ続けているのではないだろうか。
▶サガン「悲しみよこんにちは」第1部読了。第2部へ。父親への憧憬とその恋人への複雑な心。
- 作者: フランソワーズサガン,Francoise Sagan,河野万里子
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これは先ほどFacebook上でご紹介いただいたもの。備忘として貼り付けておきます。
ODした 今日の雑感
▶昨夜あまりにイライラしていたので頓服をODしてしまった。滅多にしないのだが、おかげで昨夜はぐっすり。今朝はなんとか出勤したはいいけれど、全く集中できず(当たり前だ)1時間で早退。副作用で頭痛と眠気がひどいので帰宅してさらに熟睡。
▶自分のダメさ加減は今になった話ではないが、救急車にお世話にならないだけでもマシか。
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新潮社の新訳によるもの。
▶「悲しみよこんにちは」と言ったらめぞん一刻の主題歌、斉藤由貴の歌。そういう世代なのに、サガンの小説は意外と読んでいなかった。
▶気づいたらフランス文学を中心に読んでいることに気づいた。
これも面白い。有名無名含めて紹介されて読んでます。
▶併読して、ヴォルテール「寛容論」これ途中まで読んで止まっていたので、読み始める。
医療の杜撰さが目につく。 今日の雑感
▶ポー短編集1 ゴシック編「黒猫・アッシャー家の崩壊」読了。女と死の匂いが漂う怪奇小説。名作なり。
黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編 (新潮文庫)
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▶澁澤龍彦「少女コレクション序説」再開。
▶今年になって耳鼻科、内科、精神科、歯科と通っているが、ほとほと医療現場のずさんさが目につき腹立たしい。
▶耳鼻科は西部医療センターに手術入院したにもかかわらず、病院側の服薬チェックミスで手術ができなくなる。それまでに会社を休んでMRI,CT,血液検査、いやになるくらい受信して手術のために入院したのに、向こうのヒューマンエラーですべて無駄に。どれだけこちらが会社や家族に気を使っているかもわからないか。
▶歯科ももう9月から通っているのにまだ終わらない。医療点数稼ぎなのは明らかだから今度で行くのやめる。
▶精神科は昨日も書いたけれど、一方的になじられ続けていて、もう行きたくない。出された診断書も字が汚くて判別不能だし、書かなければいけない箇所が書かれてなかったりで、杜撰としか言いようがない。8700円も出したのにこの書き方は酷い。
▶医療にかかわる人に言いたいが、医者にはかかわらない方がいいですか?ガンになったとしても私は病院に行かず、そのまま死を選ぶかもしれない。そのくらい医療不信は深刻です。
アクセスいただいている皆さんへ。今後もブツブツやっていきます。 今日の雑感
▶昨夜はなかなか寝られず悶々としていた。ドクターの説教が自分を腐らせたようにも思う。
▶今朝は快調でもなかったが、出勤。早めに家を出て栄の喫茶店サンマルクカフェで本を読んでいた。
▶昨日からの引き続き、ポー短編集1 ゴシック編「黒猫・アッシャー家の崩壊」
黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集〈1〉ゴシック編 (新潮文庫)
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▶薄い本なので一気読みしようかと思っていたが、この作品群はスピード感よりはじわりじわり来るのが、怖くて面白いのであって、サクッと読んでしまっては面白みが半減する。というわけで、じわりじわりと読み進めている。
▶「落とし穴と振り子」死刑囚がじわじわ殺されていくスリリングな作品で結末は…。今日はこれを楽しんだ。
▶ここのところ真面目に(?)毎日ブログを更新しているためか、過去記事からの検索が多いからか、アクセスが急増している。1日約100アクセス以上なので、少々驚き。
▶こんな雑記帳を読んでくれている皆さんが沢山いることに、恐れ多くも今後もブツブツ独り言のように書いていく所存であります。