音を読む 本を聴く

イトウの音と本の綴織

【日記】2018年8月25日朝 日本の民主主義はこれから作る。

▶︎昨夜はYouTube動画「一月万冊」ライブ配信を観ていました。4時間超えでしたが、しっかり観ました。

非常に重要な内容が多かったのでノートをメモしながら。

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▶︎ジャーナリスト烏賀陽弘道氏のnoteを買って福島の今をちゃんと見つめていくことをしようという内容だった。

記事の内容を超えて、なぜ現実を知る必要があるのか?なぜ学ぶ必要があるのか?非常にヒントを与えてくれた。また日本の社会のあり方、理想についても語られていた。

▶︎烏賀陽弘道氏の考える社会のミニマムな理想とは?

①自由と民主主義

②寛容と共存

③人道と良心

以上、3つに集約されるという。

細かなことは動画を観るといいと思う。

この3つを現代の日本社会が満たしているか、どうですか?

民主主義が国民に認知されているかすら疑側しいし、個人の過ちを総攻撃する不寛容さに満ちているし、外国人を排斥する言葉や行為が目立ち、金や自己保身に走る輩ばかり。

ある意味絶望的だ。

しかし、ではこの絶望的な日本の中でどう生きていき、次の世代に何を手渡せばいいか。現実を知り、それから何ができるかを考える。自分の頭で。

そして「考える個人が集団を形成することこそ強いのだ」と。

これは裏を返せば「何も考えない人間が集まると暴徒になる」と烏賀陽氏は指摘する。

▶︎なんと鋭い指摘なのか。この日本でここまで踏み込んで語る人が実は多くない。しかし少し考えれば首肯できると思う。

▶︎民主主義をメンテナンスし守るには、現実を知り、考えることなしには得られない。誰かに任せれば安心、そんなこともあり得ない。だれもが過ちを犯す可能性のある生身の人間である。どんな為政者でも権力者でも、腐敗する可能性が大いにある。むしろ過ちを犯さない人は存在しない。だから、過ちを犯したら互いに是正をして行かねばならない。それは他人と共存することでもあり、時に寛容さが必要なことだ。それには個々人が自分の目で確かめ、考え、行動する必要がある。現実を知り学ぶ価値があるのだ。受験勉強が学ぶ終着駅であってはならない。私はそう確信する。

▶︎私は話を聞きながら思ったのは、最後の③「人道・良心」が人間の根本的心性にあるということだ。

道端で迷っていた人に道を聞かれ答える。交通事故を見かけたら、ありのままを報告して事故の原因究明に協力する。危険な状態の人を見たら、助けようとする。これは良心からくるものだろう。しかし、この当たり前な感覚を多くの日本人は忘れかけてはいないかと烏賀陽氏は言う。「この心は身に付けるものではなく、子供の頃にあった気持ちを取り戻すことだ」と。

▶︎茹でガエルではないが、自分たちの社会に無関心無感覚でいると、知らない間にとんでもないことが起きる。まさに福島第一原発の事故であり、ヘイトスピーチであり、性差別であり、虐待行為である。これらは私たちが無関心であるがゆえの負の遺産だ。これで先進国とお世辞にも言えないと私は思う。

▶︎これは誰かが勝手にやってくれるわけでない。ましてや国や自治体が法律を作って解決できるものでもない。私たちが学ぶことで私たち自身を守り、子世代や孫世代の日本を含めた世界をよりよくすることなのだと思う。

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まず、今でも続いている原発事故と福島の現実を知ろう。そして個々人が考えることで世界も自分も動くことになる。

 

【日記】2018年8月23日 夜 読書覚書ノートを手帳にアップデートした。

▶︎体調はそこそこ回復はしている。体にまだ痛みはあるが、15年以上の不調は随分板についてきた。しかし今日のような台風などの気圧の変化には敏感に反応する。こういう時は絶対無理しない。

▶︎社会人になって数十数年、読書ノートをいろいろな形でつけてきたが、最近やっとこれかな、というスタイルを確立した気がする。

▶︎こういうものはなるべくシンプルでないと続かない。どんなに丁寧にシステム化しても続かなければ意味がない。結局、単にノートに日付と書名と感想を書いていくだけ。あと思いつきや覚書もあえて混ぜて書く。

▶︎下のノートは左ページは読んだ本とその感想(このページはあまり感想がないが、とりあえず、どんどん読んでいた時期だと思う)。感想を書くことも大切だが、感想を書かねばならないと思うと読書が嫌になるので、無理に感想は書かない。書きたい時に書く。これが基本。

右ページは関連本や気になる本のリスト。気になる本読みたい本は大判の付箋に書いてノート巻末に貼るということもやるが、付箋がない時はとにかくこのノートの右ページを使う。とにかくアナログ的にルーズに使う。

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▶︎で、このノートを暇があれば読み返す。いや読み返すというより見返す感じか。何度も読んでいる本は何度も書名が出てくるし、感想も何度も読み返す。感想が薄い場合だと、つまらない本だったか、面白いけど感想に至っていないのか、難しくてわかっていないのか、どうだったっけ?と思い返す。気になればその本を再読する。

 

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▶︎結局A5サイズのコクヨキャンパスノート(方眼罫)。40枚のものを使っていたが、すぐ書き終えてしまうので80枚を使用している。

 これより小さいと自由に書けない。大きいと机で邪魔になる。ちょうどiPad miniと同じくらいの大きさなので、私としてはベターなサイズ。

 ▶︎一応ダイアリー手帳としてほぼ日手帳weeksを使用しているが、そんなに予定を詰め込む習慣はないので、ほぼ日手帳weeksでもハイスペックすぎる。もっとシンプルにこの読書覚書ノートをダイアリーと合体できないかと考えてみた。

 

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▶︎このコクヨのノートカバーはA5のノートを2冊挟めるので、自分の考えた通りの文具。ヨドバシカメラで1500円ほどで購入。これならA5のノートダイアリーと読書覚書ノートを挟んで持ち運べる。ノートは差し替え可能だから、自分の使いやすいようにカスタマイズができる。ポケットも多いのも良い。なんとここにiPad miniiPhoneも入れられる。

▶︎普段からノートを持って地下鉄や会社で仕事をしているので、これからはこれ1つで全て対応できそうである。

 

▶︎参考にした本は以下です。 

読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]

読書は1冊のノートにまとめなさい[完全版]

 

 

 

【日記】2018年8月20日朝

▶︎今日は有給休暇。身体も随分動くようになってきたので、散歩しながらスーパーマーケットに買い物に行ってきた。

▶︎近くに建て売り(!?)の豪邸が建設されていたので、販売会社から物件情報を調べて見た。6LDK車4台ガレージ付きで1億8千万円。これに消費税や色々加えると2億円は超す。ネットで分割払いのシミュレーションが示されていたが、月々50万円払い35年ローンとのことです。

▶︎非現実的で笑えた。買う人は一括払いだろう。低金利と言えども金利はバカにならない。

▶︎高齢社会になって問題が怒涛のように押し寄せている。ここで逐一書くのはやめるが、家族や環境を含めて社会のあり方を自ら大きく変えていくことしかない。放置して済まされない。

▶︎これ気になっている本。いつもならすぐ買うが、読んでいる本や再読したい本がたくさんあるので、備忘として貼っておきます。

市場って何だろう (ちくまプリマー新書)

市場って何だろう (ちくまプリマー新書)

 

 

【日記】2018年8月16日

▶︎お盆休みというものが終わる。新卒のころは盆と年末は稼ぎどきなので、仕事を休むことがなかったので、お盆を休むことが妙に違和感がある。どっちでもいいが、盆の方が仕事ができそうな気がする。年末や祭事の時の方が臨戦態勢になってしまう。

▶︎引っ越してから完全にテレビも観ない新聞も取らない生活。一応、ネットニュースやGサーチでチェックしているのでそれほど不便はない。むしろ家族の会話や個々人の時間が持てるので、適度な情報遮断は心の健康を保つには必要かもしれない。

▶︎橋本治「人はなぜ『美しい』がわかるのか」を再読。

「美しい」がわかる?この本はかなり重要なことを書いているが、引用だと長すぎるので要約。

「美しい」と感じる軸はまず自分自身の中にあり、最初から答えが用意されている訳ではない。外側にその判断基準がどこかにあると勘違いしている。

「美しいもの」 例にあげられるのは美術品。

美術品の価値は「誰かが高値で買うからだ」と思うなら、完全に他者の判断基準しかない「美しいがわからない人」になる。

自分が「これは美しい」と感じることよりも、外からの判断基準を期待していることになる。

自分の判断基準を持つことはわかる人にはわかるし、わからない人にはちっともわからないという。「(金銭的社会的)価値があるもの=美しい」これは勘違いも甚だしい。

私もそう思う。

▶︎そもそも、美しさや素晴らしさという判断基準を「自分」軸に置いてなかったら、美しさは関心の外にある、どうでもいいものになる。「美しい」がわからない人は美しいものは(金銭的権威的に)高いとその価値があると思い違いをしている。逆に「醜いもの」には価値がないというのも同じだと私は思う。

▶︎最近レイシズムや差別発言を表現の自由という向きもあるようだが、この本を読んで私が感じるのは私にとって「美しい」がわからない人が多過ぎるのではないかと思う。差別発言を平気で繰り返す人は、自分の軸なのかどうなのか。

人はなぜ「美しい」がわかるのか (ちくま新書)

人はなぜ「美しい」がわかるのか (ちくま新書)

 

 

【日記】2018年8月13日朝

▶︎随分からだの痛みは取れてきた。夜がまだまだ眠りは浅め。

▶︎なんだか最近めっきり力みがなくなってきた。あまり恰好を気にしなくなった。単に老化という説もあるが、歳をとるのは普通です。文句ありますか。

▶︎今日は久々にFacebookライブをやろうと思う。テーマは「知恵を磨こう」。人間の成熟とはなんだろうか?ということを具体的に話してみようと思います。

 以下参考文献

知恵を磨く方法―――時代をリードし続けた研究者の思考の技術

知恵を磨く方法―――時代をリードし続けた研究者の思考の技術

 

 

 

アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書)

アサーション入門――自分も相手も大切にする自己表現法 (講談社現代新書)