読書も体力勝負。 「カラマーゾフの兄弟」第4巻の中盤まで読んだ。
▶今日は勤労感謝の日で祝日。感謝はしていなかった。月曜日に勤労感謝しているので今日はいいだろう。
▶本当は仕事は好きではない。でもなぜ仕事をするかというと、仕事をしないと邪念が入るからだ。もし、邪念が入らない方法が他にあったら仕事せずにそっちに専念したいくらいだ。
▶まあ、そんなくだらないことはともかく、今日は3度の食事と二度寝、昼寝、そしてカラマーゾフの兄弟で明け暮れた。
▶今朝から第4巻に読み始めた。ページ数を見たら700ページほど。自分にとっては丸1日かけてもさすがに無理がある。
▶とりあえず目標は3分の1くらい、200ページくらいにしておこう、と思って読み始めたら、ぐいぐいのめり込んでしまって、結局半分350ページを超えたあたりで夜になった。
▶ゲーテやカフカ、漱石もそうだが、時代を超えた作品には人間の普遍的な原理を示しているように思える。
▶ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」は晩年の大作。これを読破するには胆力がいると思うし、実際のところ序盤1巻目を読み終えるにはかなり時間がかかった。しかし、読み進めるうちに、次第にドストエフスキーの巧みな文章と人物表現にどんどん惹かれていってしまった。ついに真犯人が!?いや首謀者は実は違うのか?
▶しかし何とも登場人物が饒舌なこと!こんなにのべつ幕なし喋っていたら、さぞ疲れるだろう。実際読んでいる方も疲れるので、休憩をさしはさまないと、とてもじゃないが読み進められない。読書も体力勝負なのだ。
▶ともかく今週末には第5巻のエピローグにたどり着けそうなペース。いやはや、ここまでの重量級の大作は今までの読書歴の中でも記憶がない。