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イトウの音と本の綴織

【読書まとめ】2017年1月の読書まとめ。

体調が良くない日が多かったが、体調の良い時に時間を作って読書をしていた。

2017年1月の読書メーター
読んだ本の数:67冊
読んだページ数:18979ページ
ナイス数:1453ナイス

代表的日本人 (岩波文庫)代表的日本人 (岩波文庫)感想
西郷隆盛上杉鷹山二宮尊徳中江藤樹日蓮上人、の成したこと生涯を紹介。こういった日本の偉人に学ぶことは多い。勤勉であること、謙虚であること、自分の意志に忠実であること、利他的であること。私もまだまだできることがある、そう思えた。迷える現代日本人にとって読むべき1冊。
読了日:1月1日 著者:内村鑑三
カンディード (光文社古典新訳文庫)カンディード (光文社古典新訳文庫)感想
家庭教師で哲学者のパングロスが諭す「すべてが最善である」を真に受けて育つカンディードクネゴンデ姫と結婚するために、ヨーロッパ中から南アメリカまで駆け巡る。どれだけ最悪なことをがおきても、パングロスの最善説を信じてきたのだが…。巻末のリスボン大震災に寄せる詩も示唆に富む。ヴォルテールの投げかけたテーゼは極めて深くて現代性もある。ルソーやカントを引き合いに出す解説も考えさせられる内容で、じゃあ最善説が結局ダメなのか、という結論に終わらない、いやむしろ、議論の火種になっているところも鋭い。
読了日:1月3日 著者:ヴォルテール
どんな本でも大量に読める「速読」の本 (だいわ文庫)どんな本でも大量に読める「速読」の本 (だいわ文庫)感想
YouTubeで「読書」で検索したら、この本がオススメで紹介されていたので本屋で購入。右脳がどうの潜在意識がこうの、という胡散臭い話ではなく、何回も高速回転させて記憶のストックを蓄えていけるかというシンプルな原理で話は展開する。別の速読法は以前私も受講経験があり、理解が撮んなわないのではないかという疑問があったが、ストックの蓄積で理解は進むということである。また、熟読したからと言って、本を理解したことにはならないとも主張、重要なのは何回も本を読み(回転)させて理解を深めることだという。
読了日:1月4日 著者:宇都出雅巳
未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる感想
自己啓発本としては少し古い(2013年)が、世の中の流れは確かに言わんとしている通り。私も働き方、生き方を模索中。今後の自分に価値(フロー)を見出せるように、試行錯誤です。
読了日:1月4日 著者:ちきりん
わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)感想
ざっくり読む。普段のコミュニケーションの問題、引きこもりの発端、演劇のワークショップでのコミュニケーションのありかたを提示。もはや学校教育に国語は必要とせず、「表現」と「ことば」に解体すべきと。
読了日:1月5日 著者:平田オリザ
読まずに死ねない哲学名著50冊 (フォレスト2545新書)読まずに死ねない哲学名著50冊 (フォレスト2545新書)感想
プラトンアリストテレス、からデカルト、カント、ニーチェフーコーデリダとほぼ哲学書をすべて俯瞰できるかたち。とりあえず、哲学者がこういう考えを持って書いているということが大まかにわかるので良い。ただ、あまりこの本を熟読しても意味がない。原書を読んで、迷ったらたまにこの本を参考にするというのがいい。
読了日:1月5日 著者:平原卓
弓と禅弓と禅感想
大まかに読む。弓道と禅との関係について、まだ読み込めていない。自分の中にまだストックが多くないので、新渡戸稲造の「武士道」なども読んで、再読してみたいと思う。
読了日:1月5日 著者:オイゲン・ヘリゲル
人間の土地 (新潮文庫)人間の土地 (新潮文庫)感想
何と言っても翻訳が格調が高い。堀口大學の訳は、やや文語調であったり、体言止めであったり、詩的な部分もあって読みづらいところもあるが、字面が非常に美しい。この人間の尊厳のサン=テグジュペリの内容にふさわしい翻訳である。無論サン=テグジュペリの作品の素晴らしさは言うまでもない。30回読んだが、まだ30回以上読み返したい。
読了日:1月6日 著者:サン=テグジュペリ
ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (文庫ぎんが堂)ゆるく考えよう 人生を100倍ラクにする思考法 (文庫ぎんが堂)感想
以前単行本で読んだものの再読。目標のハードルは低く、身の丈のあった生活を、一点豪華主義で、いちいちうなずくところが多い。すでにバリバリ稼ぐことができない自分が無理して働いてきて、大量消費しようとしてたら、そりゃどこかで破たんしますわ。身をもって再読しました。日本社会の転換期をどう生きるかというヒントが満載。
読了日:1月6日 著者:ちきりん
反〈絆〉論 (ちくま新書)反〈絆〉論 (ちくま新書)感想
いつも日本の空気のような、でも気になることを鋭く指摘している中島氏。ここでも東日本大震災から盛んに叫ばれた<絆>について、カント、ニーチェキルケゴールなどを例に出し、その欺瞞を明らかにしていく。正直カント、ニーチェとなると私のストックがないので、理解ができないが、後半のなぜ自殺はいけないのか、という部分、中島氏も最終的には合理的な理由は見いだせないが、自殺したい人がいたら「自殺してはならない!」と訴えるであろう、と。すでに地域社会が成立していない日本に<絆>という言葉、なんか違和感があるよ、そもそも。
読了日:1月7日 著者:中島義道
社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう! (だいわ文庫)社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう! (だいわ文庫)感想
ちきりんさんの紀行文。ホーチミンが防腐処理されて見学できる話は驚愕。お金ではない豊かさの実情を知って納得。実際旅をしないとわからないことはたくさんあるな、と思う。私はとりあえずこういったルポを読みながら、見聞んを広めることにする。
読了日:1月7日 著者:ちきりん
「全世界史」講義 I古代・中世編: 教養に効く!人類5000年史「全世界史」講義 I古代・中世編: 教養に効く!人類5000年史感想
7,8回通読。確かに全世界に網羅されているが、これなら先にマクニールの「世界史」を読んでみた方がコンパクトでいいのかもしれないと思う。
読了日:1月7日 著者:出口治明
考える力が身につく ディープな倫理考える力が身につく ディープな倫理感想
「倫理」の大学入試問題でも結構深く考えさせるものが多いという事例。これだけ深い問題を高校生に解かせるのか。センター試験筑波大学が多かったが、筑波はこんなに高度なのか。。。
読了日:1月7日 著者:富増章成
「1分スピード記憶」勉強法: 「記憶したがる脳」になる (知的生きかた文庫)「1分スピード記憶」勉強法: 「記憶したがる脳」になる (知的生きかた文庫)感想
総論から各論へ。目次→前書き後書き→本論の見出し→本論へという、高速大量回転法をベースにどんどん前に進んで繰り返すというのが基本。実用性はかなりあると思うので、速読と共に実践しようと思う。
読了日:1月7日 著者:宇都出雅巳
日本人が知らない幸福 (新潮新書)日本人が知らない幸福 (新潮新書)感想
ベトナムから日本に帰化して医師になった人。表題とはちょっと内容が違うと思うが、紆余曲折を経て日本人医師として生きているその生きざまがつづられている。
読了日:1月7日 著者:武永賢
ほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方 (PHP文庫)ほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方 (PHP文庫)感想
地味に良い。一行先読みのやり方はやってみたらなかなか有効。が、速読をする目的がお金儲けくらいのものならやめた方がいい、ということも書かれていて、読書は究極、著者の人格や考え方を読み取ることであり、読む側が役に立つ情報だけを取り出すことではないという。私も以前そんな読書をやっていたし、今もそんな癖が抜けないところもあるので、ハッとなった。宇都出さんの速読の本にも共通するものがあり、速読するという前に、読みたい本をどう咀嚼して生かすかということに力点が置かれている点でほかの速読本とは一線を画していると思う。
読了日:1月8日 著者:苫米地英人
モモ (岩波少年文庫(127))モモ (岩波少年文庫(127))感想
時間に追われているとお嘆きに貴兄に。なかなかきっかけがなく読んでいなかったが、やっと読めて感無量。時間泥棒により、無表情になってゆく大人子供、灰色になっていく街。モモは一人になりながらもみんなの時間を取り戻してゆく。効率化の名のもとに時間を身を切るように削っていく現代社会へ大いなる批判と感じる。なーに、大切なことは身近なこと。人の他愛もないお話を聞くというゆとり、気持ちがあるかということ。モモはひとの話を聞くだけでその人が幸せになれるという類まれな特技を持っていたのである。でも、それはきっと自分にもできる
読了日:1月9日 著者:ミヒャエル・エンデ
2時間でおさらいできる世界史 (だいわ文庫)2時間でおさらいできる世界史 (だいわ文庫)感想
何度も読むのにはコンパクトでまとまっている。全世界史やマクニールの世界史の前に読んでおく。
読了日:1月9日 著者:祝田秀全
日本国憲法 (ハルキ文庫 い 17-1)日本国憲法 (ハルキ文庫 い 17-1)感想
これから毎朝よむことにする。
読了日:1月9日 著者:伊藤真
方法序説 (岩波文庫)方法序説 (岩波文庫)感想
10回読んだ。読んだだけで理解はあまり進んでいないので、何度も読みます。まだまだストックが足らないようです。
読了日:1月10日 著者:デカルト
世界十五大哲学 (PHP文庫)世界十五大哲学 (PHP文庫)感想
昨日から一気に10回読んだら思いっきり疲れた。じっくり読んでいてもいかんので、定期的に負荷をかけて読むことにする。哲学的な考え方、アリストテレスからのギリシャ哲学、デカルト、カント、ヘーゲルなど基本的な考え方が学べてよい本だと思う。ただし、600ページ以上あるので部分読みでもいいと思う。
読了日:1月10日 著者:大井正,寺沢恒信
ゲーテとの対話 上 (岩波文庫 赤 409-1)ゲーテとの対話 上 (岩波文庫 赤 409-1)感想
いろんな作家や詩人をゲーテがああだこうだ評するのだが、元ネタがわからないので、さっぱりわからない。気の利いた金言が汲み取れればいいが、浅学でお恥ずかしい。シェークスピア、シラー、バイロンくらいわからないとダメだな…。
読了日:1月11日 著者:エッカーマン
40歳から「差がつく」生き方40歳から「差がつく」生き方感想
ノット・ノーマルでエフィカシーを高くする。もう他人の悪口を言っている暇はない!
読了日:1月12日 著者:苫米地英人
親なら知っておきたい 学歴の経済学親なら知っておきたい 学歴の経済学感想
読んだ。
読了日:1月13日 著者:西川純
スティーブ・ジョブズ 1 (講談社+α文庫)スティーブ・ジョブズ 1 (講談社+α文庫)感想
突き抜けたモノを作るのには突き抜けた発想と人間性がないとダメなんだね、ときれいな言葉でまとめられるほどジョブズは聖人君子ではない。くそったれで人を人とも思わない、しかし出自からすればものすごいバイタリティと毒々しいほどの自己中心的なものがあったのだと思わされる。アメリカでも異端児扱いなので日本ではこういう人物が起業するのはまず無理。途中で抹殺される。伝記として良いのかどうかは、2巻を読んでみなくてはよくわからない。
読了日:1月14日 著者:ウォルター・アイザックソン
ゲーテとの対話 中 (岩波文庫 赤 409-2)ゲーテとの対話 中 (岩波文庫 赤 409-2)感想
3回通読。
読了日:1月15日 著者:エッカーマン
ゲーテとの対話 下 (岩波文庫 赤 409-3)ゲーテとの対話 下 (岩波文庫 赤 409-3)感想
3回通読。今のところ特筆することなし。時間をおいて読む。
読了日:1月15日 著者:エッカーマン
フリー [ペーパーバック版]―<無料>からお金を生みだす新戦略フリー [ペーパーバック版]―<無料>からお金を生みだす新戦略感想
8回通読。非常に興味深い内容。経済学やデジタルメディアについてもう少しストックを持ちたいと思った。ヤフーとマイクロソフトのフリー化の明暗?は印象的な部分。
読了日:1月15日 著者:クリス・アンダーソン
カール・マルクス: 「資本主義」と闘った社会思想家 (ちくま新書)カール・マルクス: 「資本主義」と闘った社会思想家 (ちくま新書)感想
資本論入門というより、マルクスが至った思想の道筋をたどるもの。もちろん資本論の部分もある。さほど細かい説明ではないが、私ぐらいの予備知識がないものには簡潔な説明なのでありがたい(それでも理解は難しいが)。現代の資本主義の貨幣。商品、労働力など根本から問い直したマルクスは今でも十分読む価値を持っているとわかった点にこの本の価値があるといってもよい。細かいところがわからなくてもザーッと読むだけでもいいと思う。
読了日:1月15日 著者:佐々木隆治
本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方 (SB新書)本音で生きる 一秒も後悔しない強い生き方 (SB新書)感想
再読。ベストセラーには手を出さないが、これは何度か読み返している。プライドのないバカが一番いい。徐々にそういうバカ人間になっていく自分がいる。
読了日:1月15日 著者:堀江貴文
銀河鉄道の夜 他十四篇 (岩波文庫 緑76-3)銀河鉄道の夜 他十四篇 (岩波文庫 緑76-3)感想
再読。ビジテリアン大祭と銀河鉄道の夜を読む。読むたびに印象も感覚も異なるところが宮沢賢治の面白いところ。ジョバンニとカンパネルラにとこか少年愛を感じるようになったのは、こちらが大人になったからか、単に今まで鈍感だったからか。ビジテリアン大祭は娘が大好きということでまた読んでみたが、こっちはどうも理屈っぽい感じ。そこらへんが娘が好きなところなのかな、と思いつつ読んだ。
読了日:1月16日 著者:宮沢賢治
がんばらない生き方 (中経の文庫)がんばらない生き方 (中経の文庫)感想
再読。気が滅入ったときや気づまりしたときに読んでいる。ポジティブシンキングの本ではないが、中庸といえるようなほどほどな姿勢を勧めてくれる。モンスターペアレントの話や介護の話にまで及んで、軽い文庫なのに内容はなかなか幅が広い。また読み返そう。
読了日:1月16日 著者:池田清彦
「おめでたい人」の思考は現実化する (小学館新書)「おめでたい人」の思考は現実化する (小学館新書)感想
おめでたい人、といっても良いおめでたい人と悪いおめでたい人がいる。そこを読み分ければ、この本の筋は通ると思う。(内容は本書で)いずれにしても思考は現実化するからよいおめでたい人になった方がいいに決まっている。
読了日:1月17日 著者:和田秀樹
正法眼蔵入門 (角川ソフィア文庫)正法眼蔵入門 (角川ソフィア文庫)感想
入門としてあったので油断していた。日本の仏教本の中では最も難解・長大な正法眼蔵の入門なので、言葉の定義がいちいち理解が困難。8回くらい通読したが、全体像がなんとなくつかめたくらいで終わる。もう少し仏教の教養を深めてから読み直すことにする。コラムにはハイデガーの思想との関連まで言及されている。
読了日:1月18日 著者:頼住光子
自分を受け入れた瞬間、何かが起こる!  「引き寄せスパイラル」の法則自分を受け入れた瞬間、何かが起こる! 「引き寄せスパイラル」の法則感想
再読。自分自身の欲求、あり方をまず肯定してみる。他人がどう思うか、どう批判するかは関係ない。自己否定感が強い私には改めて自分欲求は何か?自分がどうありたいのかを確認することができた。
読了日:1月18日 著者:奥平亜美衣
3種類の日本教 日本人が気づいていない自分の属性 (講談社+α新書)3種類の日本教 日本人が気づいていない自分の属性 (講談社+α新書)感想
日本の価値観が異なる集団が3種類存在する。1サラリーマン系 2自営業・自由業系 3公務員・教員系 だという。このどこに自分が属しているのかを見極めることが大切だという。私は、家は1サラリーマン系、大学は2公務員・教員系、就職は1サラリーマン系になったが、この本を読んで、実は3自営業・自由業系ではないかと思った。
読了日:1月19日 著者:島田裕巳
いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)感想
ネットでも評判が良かったので読んでみた。短編集であり、精神的に負荷がかかる内容でもないのだが....短篇ならではのとんがった瞬発力、ドラッグ、通奏低音のように響く性欲、どこにもみんな仲良しだとか健全であれなどという道徳的な示唆などみじんもない。むしろ孤独で矮小な人間模様が各編に満ち満ちていて、これが今を反映しているとすれば、それはそれで(前向きに)寂しいと感じる。とくに妹を紹介すると言って結局出てこなかった「妹」という作品のオチはひときわ寂しさを味わえでグッドだった。
読了日:1月19日 著者:ミランダ・ジュライ
1万円起業 文庫版1万円起業 文庫版感想
自分には肝心なビジネスアイデアが不足していると思った。起業してからのノウハウはこの本には書いてあるが、ビジネスアイデアについてはもうひとつ。
読了日:1月21日 著者:クリス・ギレボー
痴愚神礼讃 - ラテン語原典訳 (中公文庫)痴愚神礼讃 - ラテン語原典訳 (中公文庫)感想
書かれた当時のことを考えると、僧侶や神学者,教会の堕落ぶりを思いっきり笑いものにしているので恨みや顰蹙はかなり買ったであろうと想像される。ストア派けちょんけちょん。
読了日:1月22日 著者:エラスムス
樋口一葉 たけくらべ/夏目漱石/森鴎外 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集13)樋口一葉 たけくらべ/夏目漱石/森鴎外 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集13)感想
樋口一葉川上未映子訳)たけくらべを読了。遊郭で子供から大人に成長する美登利の心の動きと美しく成長する様と、取り巻く少年たちのすれ違いが美しくも哀しい。きっと現代語訳でないと読まなかったであろう。川上さんに感謝。
読了日:1月22日 著者:夏目漱石,森鴎外
モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集〈2〉ミステリ編 (新潮文庫)モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集〈2〉ミステリ編 (新潮文庫)感想
モルグ街の殺人はもちろん、盗まれた手紙、ちゃぶ台返しのお前が犯人だ、すべて快作。モルグ街だけ読むつもりが結局全部読んでしまった。ポーは天才!
読了日:1月22日 著者:エドガー・アランポー
わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書)感想
再再読。ダブルバインドの日本社会。簡単な言葉で書いてある割に結構深い話が多いので、何度も読んでしまう。月に1回2回は読まないと理解が定着しない。
読了日:1月23日 著者:平田オリザ
何のために「学ぶ」のか:〈中学生からの大学講義〉1 (ちくまプリマー新書)何のために「学ぶ」のか:〈中学生からの大学講義〉1 (ちくまプリマー新書)感想
拾い読みした。各先生の読書案内が面白い。
読了日:1月23日 著者:外山滋比古,前田英樹,今福龍太,茂木健一郎,本川達雄,小林康夫,鷲田清一
方法序説 (岩波文庫)方法序説 (岩波文庫)感想
先回に高速回転で読んだときはほとんど意味は分からなかったが、今日一気に通読してみたら、理解できるところがかなり多くなっていて驚いた。非常に筋の通った論の展開が読んでいて頭がすっきりしてくる。自分のストックができたかも。また何度も読んで理解を深めたい。
読了日:1月23日 著者:デカルト
学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)感想
ザックリと10回ほど通読。深読みはできていないが、人間の在り方、国家と個人の関係、人生設計について、ビジネスについて、非常に多面的に展開されていて、何度読んでも素晴らしい古典であると思う。もちろん再読、再再読は必須。
読了日:1月24日 著者:福澤諭吉
フリー [ペーパーバック版]―<無料>からお金を生みだす新戦略フリー [ペーパーバック版]―<無料>からお金を生みだす新戦略感想
再読。少し突っ込んで、無料化における不信感のところを重点にして読んだ。
読了日:1月24日 著者:クリス・アンダーソン
どんな本でも大量に読める「速読」の本 (だいわ文庫)どんな本でも大量に読める「速読」の本 (だいわ文庫)感想
再々再読。読んでいてもまだ読み落としがあることを気づく。何度も読まないといけない。
読了日:1月24日 著者:宇都出雅巳
スティーブ・ジョブズ 2 (講談社+α文庫)スティーブ・ジョブズ 2 (講談社+α文庫)感想
2巻目読了。ジョブズのあらゆる側面から照らし出される光と闇。いや、そんなことよりも、彼の創り上げたiPhoneiPad、iPadmini、MacbookiMac、それらを私は使ってきた。今はiPhoneとiPadminiだけど、やっぱり高くても魅せられるものがあった。またMacbook買おうかな~でももうジョブズのこだわりのイノベーションは見られないと思うと非常に残念でならない。
読了日:1月24日 著者:ウォルター・アイザックソン
赤と黒 (上) (新潮文庫)赤と黒 (上) (新潮文庫)感想
ジュリヤンの繊細さとブルジョアへの憎しみが強く激しいからこそ、レーナル夫人への恋が激しくなる。またジュリヤンの感情のストレートさ反面ひねくれた感情も同居する。実に人間らしい。
読了日:1月25日 著者:スタンダール
40代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)40代にしておきたい17のこと (だいわ文庫)感想
再読。私の場合は健康という資産をこれから再構築したいと思う。お金のことはそのあとどうでもなると思う。時間は健康を失った分、得られている。まだまだこれからやりたいことをあきらめず!
読了日:1月26日 著者:本田健
強運を呼び込む51の法則 (だいわ文庫)強運を呼び込む51の法則 (だいわ文庫)感想
再読。運を呼び込む、という考え方は今一つ。でも私は運が悪いとは全然思っていないので、読まなくてもいいか~ていう感想。むしろ、運が悪かったが口癖の父親に読ませたい。
読了日:1月26日 著者:本田健
赤と黒 (下巻) (新潮文庫)赤と黒 (下巻) (新潮文庫)感想
舞台はパリへ。あまりに長い(600頁)のでチマチマ読んでいたら最初の部分を忘れてしまうので、一気読み。 一気読みするのは結構無理があったが、この作品を読み切るには1回じゃだめだ。数回読んでいかないと、細かい心理描写まで読み込めない。有名な割に意外と読み込むには回数が必要という感想。でも、こんどはいつ読むかな。ジュリヤン一人にあれやこれややらせ過ぎて、後半の周囲の人々の感情の起伏が激しすぎるような気もした。疲れた。スタンダールの作風ですかね。
読了日:1月26日 著者:スタンダール
枕草子/方丈記/徒然草 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集07)枕草子/方丈記/徒然草 (池澤夏樹=個人編集 日本文学全集07)感想
酒井順子現代語訳。非常にすっきりした文体の訳で上品。何度も読みたくなるのがいい。
読了日:1月26日 著者:酒井順子(翻訳),高橋源一郎(翻訳),内田樹(翻訳)
クロックサイクルの速め方 ~脳が2〜32倍速になる特殊音源トレーニングCD付~クロックサイクルの速め方 ~脳が2〜32倍速になる特殊音源トレーニングCD付~感想
速読を実践するための本。宇都出氏と共に速読については深い洞察をしている苫米地氏。氏は月300冊読んでいるらしいが、そのくらい読めるならかなりの知識と思考力がつくだろう。意識してトレーニングしつつ挑戦してみよう。現段階だと私は1日2冊くらいなので、とりあえず1日4冊見当で。
読了日:1月27日 著者:苫米地英人
「言葉」があなたの人生を決める「言葉」があなたの人生を決める感想
コーチング、アファメーションの本。ここでは「成功」とは言わず人生のゴール」という。途方もないい夢や目標をかなえる超具体的な方法論が詰まった良本。この本に出合えたことが私の人生にの転機になるような気がする。いや、転機にしてやろう。
読了日:1月28日 著者:苫米地英人
才能を見つけるためにしておきたい17のこと (だいわ文庫)才能を見つけるためにしておきたい17のこと (だいわ文庫)感想
再読。才能ってだれでもあるものだと常々思っているが、それが何か、本人はわからないことが多いように思う。これを読むと、ヒントが得られるかも。また忘れる前に再読してみようと思う。
読了日:1月28日 著者:本田健
方法序説 (岩波文庫)方法序説 (岩波文庫)感想
再読10回くらい読んだ。後半が印象に残る。次回はもう少し速度を落として読んでみる。
読了日:1月28日 著者:デカルト
学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)学問のすすめ 現代語訳 (ちくま新書)感想
5回通読。100回は読みたい。
読了日:1月28日 著者:福澤諭吉
古書店のオヤジが教える 絶対面白い世界の名著70冊 (知的生きかた文庫)古書店のオヤジが教える 絶対面白い世界の名著70冊 (知的生きかた文庫)感想
ここのところ、この本で紹介されている古典的な名著を中心に購入、読書している。プラトンの饗宴、エラスムス痴愚神礼讃デカルト方法序説ヴォルテールカンディードゲーテファウストニーチェツァラトゥストラ読了したが、来月も読み直したいものばかりだ。
読了日:1月28日 著者:日比野敦
痴愚神礼讃 - ラテン語原典訳 (中公文庫)痴愚神礼讃 - ラテン語原典訳 (中公文庫)感想
再読。挿絵の意味を考えながら読んだが、???よくわからなかった。内容は読む回数を数えるとともに多少理解は進むが、いまひとつのところで理解が止まる。キリスト教知識のストックが足りないようだ。
読了日:1月28日 著者:エラスムス
好きなことだけして生きていけ好きなことだけして生きていけ感想
千田氏の本はまとまりがいいし、読みやすいし、言いたいことがストレートに書いてあるので心に残りやすい。自分自身好きなことをやって生きているのが確認できてよかった。さらに好きなことをやっていこう。
読了日:1月29日 著者:千田琢哉
中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ (ちくまプリマー新書)中学生からの哲学「超」入門―自分の意志を持つということ (ちくまプリマー新書)感想
2年ほど前に読んだものの再読。なんと当時より読んでもわからない部分が増えている印象を受けた。つまるところ、2年前に読んだのは「わかっているつもり」だっただけで、今は「実は全然わからなかったということに気づいた」ということなのかも。あるいは、よんでいる視点が変わってしまったのか。いづれにしてももう少し何度か読み返してみないと。中学生からのって言ってもちっとも簡単ではない。構えすぎも良くないが哲学を侮ってはいけないです。
読了日:1月29日 著者:竹田青嗣
職業としての政治/職業としての学問 (日経BPクラシックス)職業としての政治/職業としての学問 (日経BPクラシックス)感想
10回ほど通読。特に職業としての政治を重点をおいて読む。今のアメリカや日本におけるポピュリズムについての言及がしっかりされている。政治家の皆さん、マックス・ウェーバー読んでますか?当選してから「これから勉強します!」って言っていた政治家がいたけど、愚の骨頂。
読了日:1月29日 著者:マックス・ウェーバー
理解しやすい政治・経済(改訂版)理解しやすい政治・経済(改訂版)感想
1回通読。佐藤優氏推薦の参考書。今回まとめて読んでみようと思い棚から取り出した。高校の学参だけれど、かなり忘れている。議会制くらい頭に入れとけと、自分に言いたくなる。情報量は多く、図解説明も明快なので理解しやすい。高校の時に読むより大人になって読むとリアルな事象が多いので、これは再読どころではなく常に世界の動向と比較しつつ、時に及んで学ぶ必要がある。
読了日:1月29日 著者:
弓と禅弓と禅感想
50回くらい再読。禅がわからない!そもそもわかろうとするからだめなのじゃ。そんな声が聞こえてきそうな感覚になってきた。禅については引き続き探求していこうと思う。
読了日:1月29日 著者:オイゲン・ヘリゲル
イスラーム文化−その根柢にあるもの (岩波文庫)イスラーム文化−その根柢にあるもの (岩波文庫)感想
イスラム世界の本は池上彰氏のものをKindleにいれてあるくらいで、理解には至っていない。今回やっと突っ込んだ内容のものを読むことができた。3回通読したのみなので理解はまだまだ。コーランは近いうちに読むことにする。
読了日:1月30日 著者:井筒俊彦
コモン・センス 他三篇 (岩波文庫 白 106-1)コモン・センス 他三篇 (岩波文庫 白 106-1)感想
アメリカ独立の直前に発表された歴史に残る論文。もう少し読み返したいがとりあえず、8回ほど通読。
読了日:1月31日 著者:トーマスペイン

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