音を読む 本を聴く

イトウの音と本の綴織

カラマーゾフの兄弟 読破!

▶今日も体調はイマイチながらも、出勤。午前中で早退してきた。繁忙期でないので有給休暇の人も多い今日の職場。

▶帰宅して一寝入り。なんかずーっと疲れた感じが続く。

▶3時前にコーヒーを淹れて「カラマーゾフの兄弟」第4巻、そして第5巻エピローグまで読み切りました!これでドストエフスキーカラマーゾフの兄弟」読破です!!

▶第1巻を読み始めたのが今年2月。なんとか年内に間に合った。

▶実は5年位前に第1巻だけ買って読みかけて挫折してたのだが、昨年Amazonで古本でこのカラマーゾフの全巻セットで出品されていたので思わず買ってしまった。だから第1巻だけは2冊持っているw

▶誰もが知っている超有名作品なのに、読んだ人はなかなかいない、というこのカラマーゾフ。やはり、読み応えありました。感想を書けって言ったって、このじわじわくる充実感を味わうのが精いっぱいで、なかなか感想は書けない。

▶いろいろ考えさせられた。父と子の関係、兄弟間の関係、恋愛、金銭、身分、ロシアの当時の状況、まだまだこの作品を深く理解したとは言えないが、国や宗教が違っても人間に共通するものを描いている点ではやはり世界文学の頂点にある作品であることに間違いない。

▶というわけで、土日までかかると思われたこの作品読破が予定より早く済んだので、今夜は読む本を選定することにする。

 

カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫)

 

 

SNSの整理、そして古典を読むこと

▶今日はまたもや体調不良。或いは風邪かもしれない。朝からどうにもやりきれなく、食後、布団に潜り込んだ。

▶昼に起こされて昼食。それから少し読書。「カラマーゾフの兄弟」を少し読む。

▶ここ数週間SNSについて身辺整理をしている。

Twitterは完全にやめた。Facebookも投稿は読書メーター経由のみ、他の投稿はしない、他人へのコメント・いいね、はしない。

▶インスタグラムもやっていたが、やめようと思っている(削除の仕方がわからないので放置している)。

▶ネットでの関りは再びブログに収斂させようとしている。一応、SNSと言われるものは今のところ読書メーター。これはSNSとして使うより、自分の読書の備忘録として使っている。

▶インターネットを使うようになってから15年くらいになるが、自分にとって良かったことは何だろうか?

▶ネットがなければ知り合いになれなかった人に多く出会えた。これは良かったこと。

▶つい、衝動買いしたり、偏った情報に惑わされたりしたこともあった。これは悪いこと。

▶どういう道具でも諸刃の剣であるわけだ。

 

▶話は変わる。30代から患った病気が今になっても治らない。詰まるところ、今後もこの病気とうまく付き合っていかなければならないということだ。容態は老化とともに悪化している自覚もある。

▶段々とやれることは限られてきた。ネット世間も縮小させよう。趣味も学習もあまり広げることはせず深堀して集中させよう

▶思い起こせば20代の頃はなにかひとかどのことをしなければ、という焦りがあった。だから自己啓発本や実用本、教材を買い、読み漁った。おそらく1週間に10冊くらいは読んでいたはずである。投資額も半端なかった。にもかかわらず、身についたものは残念ながら少ないと今は感じている。

▶30代で病気になると、まったくと言っていいほど本が読めなくなった。集中力がなくなったのである。この10年はほぼ空白と言っていい。

▶30台後半に入ると世の中はちょっとした勉強ブームでビジネススキルを磨くなどという勝間和代さんなどの本を沢山読んで影響されたが、今思えばやはり自分の滋養になった読書とは到底思えない。

▶以上の自己の振り返りから思うことは、仕事に役立つという近眼視的な発想だったからこそ身につかなかったのだと思う。本来の自分の知的好奇心にまかせたものならば自然と身についたはず、である。

▶そしてここへきて今度は世の中は教養ブームである。ビジネスで生きる古典書、役に立つ哲学、歴史から学ぶ経済、などなど。

▶私は教養ブームについて、悪いことではないと思っている。でも役に立つから本を読むという発想ならば自己啓発本や実用書を読む態度と全く変わらず、結局表層の理解しかできないのではないかと、自己反省を含めて感じている。(それでも読まないよりは数万倍マシではあるが)

 ▶何度も書いているが歴史を大人が学ぶことは非常に重要だと思っている。そして、哲学は物事の本質を理解する道具になりうるし、逆に文学ならば理論では測れない人間の矛盾や欲の深さを感じ取ることができると思う。科学の発想も今の自分には少ないのでそれも大切だ。

▶今の自分が必要としていることはやはり読書ではないかと思う。それも、国内外の古典的名作、歴史書を中心に読むこと。過去の事実をもっと深く知り、様々な価値観を自分に取り入れたいのだ。

▶ならば、SNSやメディアに関わっている暇はそれほどない。おいしい料理を食べた、素敵な旅行をした、そんな写真を送ったり共有したりする理由が今の私には見つからない

▶このブログもそれほど一般ウケする内容を書くつもりはない。日記として備忘としてのブログになるかと思う。

読書も体力勝負。 「カラマーゾフの兄弟」第4巻の中盤まで読んだ。

▶今日は勤労感謝の日で祝日。感謝はしていなかった。月曜日に勤労感謝しているので今日はいいだろう。

▶本当は仕事は好きではない。でもなぜ仕事をするかというと、仕事をしないと邪念が入るからだ。もし、邪念が入らない方法が他にあったら仕事せずにそっちに専念したいくらいだ。

▶まあ、そんなくだらないことはともかく、今日は3度の食事と二度寝、昼寝、そしてカラマーゾフの兄弟で明け暮れた。

▶今朝から第4巻に読み始めた。ページ数を見たら700ページほど。自分にとっては丸1日かけてもさすがに無理がある。

▶とりあえず目標は3分の1くらい、200ページくらいにしておこう、と思って読み始めたら、ぐいぐいのめり込んでしまって、結局半分350ページを超えたあたりで夜になった。

ゲーテカフカ漱石もそうだが、時代を超えた作品には人間の普遍的な原理を示しているように思える。

ドストエフスキーカラマーゾフの兄弟」は晩年の大作。これを読破するには胆力がいると思うし、実際のところ序盤1巻目を読み終えるにはかなり時間がかかった。しかし、読み進めるうちに、次第にドストエフスキーの巧みな文章と人物表現にどんどん惹かれていってしまった。ついに真犯人が!?いや首謀者は実は違うのか?

▶しかし何とも登場人物が饒舌なこと!こんなにのべつ幕なし喋っていたら、さぞ疲れるだろう。実際読んでいる方も疲れるので、休憩をさしはさまないと、とてもじゃないが読み進められない。読書も体力勝負なのだ。

▶ともかく今週末には第5巻のエピローグにたどり着けそうなペース。いやはや、ここまでの重量級の大作は今までの読書歴の中でも記憶がない。

 

カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)

 

 

いよいよ第4部へ突入 カラマーゾフの兄弟

▶今日は朝から蒸し暑い。雨上がりのむっとした感じ。冬なのに蒸し暑い感じが不快。

▶オフィス内も暖房だから暑くて苦しくて仕方がなかった。そもそもじっとしているのが苦手なのかもしれない。

▶さきほど、カラマーゾフの兄弟第3部読了。いよいよ問題の事件が発生し、ミーチャが容疑者として逮捕される。ここのくだりはスピード感があり、ミーチャの心情の吐露が無茶苦茶だがどんどん惹き付けられるところ。いよいよ第4部に行く。

▶巻末の訳者亀山氏の読書ガイドが小説の背景や登場する名前や地名などが意味、暗示するものを解説してくれているので、作品への理解が深まる。

 

カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)

 
カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)

 

 今夜は音楽もロシア(というよりソ連だが)ものでショスタコーヴィチ交響曲第5番、6番、第7番「レニングラード」をマリス・ヤンソンス指揮の全集より。

 

Shostakovich Complete Symphonies

Shostakovich Complete Symphonies

  • アーティスト: London Philharmonic Orchestra,Vienna Philharmonic Orchestra,Dmitry Shostakovich,Mariss Jansons,Berlin Philharmonic Orchestra,Philadelphia Orchestra,Bavarian Radio Symphony Orchestra,Oslo Philharmonic Orchestra,St Petersburg Philharmonic Orchestra,Pittsburgh Symphony Orchestra,Larissa Gogolewskaja,Bavarian Radio Male Chorus,Bavarian Radio Chorus
  • 出版社/メーカー: EMI Classics
  • 発売日: 2006/06/29
  • メディア: CD
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今週中に「カラマーゾフの兄弟」読了を宣言しておく。

▶今日の仕事は午後から超忙しい日だった。午前中は、ああもうこの世から消えたいなあ、と切実に思っていたくらいに暇だったのに、午後からはそんなこと考える暇もないくらいの状態に。邪念を消すくらいは仕事はあったほうがいいのだな、と思う。ビバ仕事。

カラマーゾフの兄弟 第3部に入って、いよいよ問題の事件のところに差し掛かる。息もつかせない人物の描写にやはりロシアは恐ろしや。

▶まだ第4巻とエピローグが残っているカラマーゾフ、今週は水曜日が祝日だから今週末には読了してやると、宣言しておきます。こういうのはアファメーションが大切だもの。

 

カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)

 

 

▶あまり世俗的な小説にかまけていると、気持ちのバランスが保てなくなるので、「正法眼蔵入門」を併読。

 

正法眼蔵入門 (角川ソフィア文庫)

正法眼蔵入門 (角川ソフィア文庫)

 

 「正法眼蔵」(しょうぼうげんぞう)は曹洞宗の開祖、道元の記した書物で全87巻の大作。仏教哲学ともいうべきもので、たしか岩波文庫にあったと思うが、長すぎて挫折確実と思ったので、角川ソフィア様の入門を読む。

▶まだ40ページほどしか読んでいないが、これは読むべきものだと直感した。感想はまたの機会に。