音を読む 本を聴く

イトウの音と本の綴織

【日記】2018年7月11日夜

▶︎1日に2回も日記を書くつもりはなかったんだけど、ネットのストリーミングサイトで、やっと自分の望んでいたものが出てきた。

www.deezer.com

▶︎私は現在、ネットストリーミングでGoogleplaymusicに契約していて、正直音質があまり気に入っておらず、やめようかどうしようかと思案していた。ハイレゾでなくてもいいから、せめてCDの音質くらいでストリーミングが聴けないのだろうか。CDが最近も安いしあらためて買い直して聴き始めていた。

▶︎色々調べていたら、偶然見つけたDeezer。フランス資本の企業らしい。3,600万曲をCDクオリティで聴き放題。月額はSpotifyの2倍の1,960円 なので高いといえば高いが、ストリーミングでCD音質で聴くことができれば満足である。

▶︎今まであれやこれや悩まず、ネットワークオーディオプレイヤーの高音質化を測ればいい話だった。まあChromcastでiOSでもWi-Fiで操作できるからとりあえずいいか。(またこの「とりあえず」が放っておけないことになるからなー)

▶︎参加レーベルはとりあえずクラシック系はDGとDECCAなどのユニヴァーサル系はある。旧CBS-SONYはレーベルは隠した感じ。グールドやバーンスタインの録音が探すとありそうな雰囲気。ワーナー系は前面には出てこないけれど、ある。

▶︎肝心の音質である。Chromcastの接続があまり追い込んでいないので、もう少し音質改善できそうだが、Googleplaymusicよりかなり音質は良い。これならフラストレーションはあまり感じなくて済む。

▶︎あとはギャップレス対応していればほぼ満足できる。ネットストリーミングでギャップレス対応のはない(Apple Musicは対応していたかも)と思うので、検証したい。この手のサービスによくある30日間無料お試しなので、よく吟味できる。

▶︎しかし、危うくCDをまた増やしまくるところだったので、正直助かったような気がする。ふう。

 

【日記】2018年7月11日朝

▶︎今日は有給休暇。普通に有給休暇が取れる職場が当然なのに、それがありがたく感じてしまう。有給休暇は労働者の権利というより、人件費の中にちゃんと入れている会社がどれだけいるんだろう。ちゃんと費用として入れておけばなんの問題もなく取れるだろうに。

▶︎昨日Facebookライブ配信を3週間ぶりにやってみた。90分越え、色々な音楽に触れようという趣旨でやってみた。あまり音楽の幅を広げすぎずにクラシック音楽中心に話してみた。

▶︎いつもながら私のライブ配信は多くの人に受ける内容ではない。私は一人。だから誰か一人が心動かされるものがあればそれでOK。私にとって本当に大切なことは自分が心の底から意味があると思っていることを伝えて、それが誰か一人でもいいから伝わること。

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▶︎音楽は人の心を動かす。心が動き、エネルギーとなる。私は芸術は人が生きていくエネルギーとなりうると思っている。音楽で心が解放され、みんなが幸せになって欲しいし、そういう活動を私はしていくつもりだ。

▶︎人工知能(AI)が世界を席巻している。これにより人間はルーチンワーク機械的な仕事から解放されていく方向に向かっている。となると、人間らしいことは何か?ということを本当の意味で追求していける。人間らしさとは「悲しみ」「喜び」「怒り」「嘆き」といった感情の発露・解放できることだと思う。音楽はまさにその人の心・感情の解放そのものであると思う。

 

2020年人工知能時代 僕たちの幸せな働き方

2020年人工知能時代 僕たちの幸せな働き方

 

 

▶︎音楽が好きであれば、その好きなことに正直に向かい、一人が表現すればいいだけ。音楽を聴くこと、歌うこと、楽器を演奏すること、それはなんでもいい。大切なのは自分が正直に音楽に向き合い、表現すること。方法や技術はその後でいい。

▶︎マレイ・ペライアの弾くベートーヴェングレン・グールドの弾くハイドン伊藤恵シューマンが素晴らしい。

▶︎最近ピアノ曲を多く聴くようになった。正直、ピアノの音が以前は好きではなく、正面から聴く気になれなかったが、ここ数年で随分自分の音楽の理解の幅が広がり、密度が深まったような気がする。

 

 

【日記】2018年7月10日朝

▶︎おはようございます。からだの痛みが緩和したのでとりあえず会社へ出勤することにする。気づいたら今日は通院日。めんどくさい。

▶︎昨日、AbemaTVに東松山市長選に出馬して7千票余を獲得した安冨歩氏が出演してその心を語っておられた。

▶︎子どもを守る、懐かしい未来をつくる。シンプルでありながら理路整然とした語りに私は今までの選挙のあり方(選挙街宣やアジテーション、票集め)を根本から覆された。

▶︎安冨氏は東京大学の教授であり、著書も多い。学術書も多いが中でも私が好きなのは「生きるための経済学」「生きる技法」

 

生きるための経済学 〈選択の自由〉からの脱却 (NHKブックス)

生きるための経済学 〈選択の自由〉からの脱却 (NHKブックス)

 
生きる技法

生きる技法

 

 ▶︎退団した合唱団の仲間から、昨夜メールが来た。私がやめたことに驚き、やめた後もなんらかのつながりを持てたら嬉しいという趣旨だった。

▶︎人は形はどうであれ、一人一人がつながりあって支えていくことが大切だと思う。このようにメールをくださったこと自体私は嬉しい。

▶︎この一人一人のつながりあい、コミュニティが出来上がる。本来そういうものだと思う。しかし、日本の多くの現状はコミュニティと称する「組織枠」を作り、そこに人間が当てはめられていく。

▶︎オペラ劇場を作って、そこでどこかの「団体」にオペラやってくれという日本の劇場が圧倒的。オペラをやりたい人が集まって劇場を作るのではなく、箱を作るからその中でやりなさい、と。

▶︎ということで日本のオペラハウスはどこもオペラはほとんどせずに、演歌やポップスコンサートに使われる。

▶︎芸術なんて、箱や枠を外すところから生まれるからむしろ箱をあてがわれてそこにはまるのをよしとしない。規制品ではなく、自分が作る!それが芸術なんだと思うが。

▶︎すぐに「団体」「組織」に寄っかかって、個人がどう感じるかどう行動するかに非常に鈍感になっているな、と最近私は気づき始めた。個人が活かされないで集団の意向が先行する。組織や団体は暴力を伴うことが構造的にあるのかもしれない。個々人は善良に見えるが、集団になると違うものになるのか。大げさかもしれないが全体主義か、リヴァイアサンか。これはもう少し考えてみたいところだ。

 

全体主義の起原 1――反ユダヤ主義 【新版】
 

 

 

全体主義の起原 2 ――帝国主義

全体主義の起原 2 ――帝国主義

 

 

 

全体主義の起原 3――全体主義 【新版】

全体主義の起原 3――全体主義 【新版】

 

 

 

 

【日記】2018年7月9日

▶︎6月に入ってから1ヶ月。からだのダメージがひどく、横になっている時間が多い。仕事にもかなり制限をつけている。まじでツライ。つらくても生きることを選んでいる。お釈迦様のこの世は苦に満ちているというのはこのことか。いや違う気もする…

▶︎日記を書く時間は特に決めない。空いている時間に書くので朝なのか夜なのか、昼なのか、フリーです。

▶︎昨日の日曜日は外出してみた。サルトル存在と無」、アーレント「革命について」をちくま学芸文庫で購入。文庫とはいえ、これだけ購入して7千円超は少し値が張る感じはする。しかし、名を残す著作がお金を出せば買える日本という国に住んでいること自体が相当幸せなのだ。本が買えない、読めない国がある。これらの本を知ることができない国の人がいる。この格差は我々は認識した方がいい。

存在と無 全3巻セット

存在と無 全3巻セット

 

 

 

革命について (ちくま学芸文庫)

革命について (ちくま学芸文庫)

 

 

▶︎昨夜くらいからやっと読書していて文字が頭の中に入ってくるようになった。ここ最近はからだの具合が気になって、ページはめくるものの集中がでなかった。隔靴掻痒だったので、随分喜ばしい状態だ。

▶︎橘玲著「幸福の『資本』論」再読。このほか橘さんの本を数冊再読してみた。「伽藍を出てバザールに向かえ。」この潔さを持とう。

▶︎タワーレコードに数年ぶりに行ってみた。クラシック音楽が好きなのでCDを買ってみた。数年前も随分デフレぶりを実感させたが、さらに驚く。バレンボイムベートーヴェン交響曲全集が1700円だったり、プロアルテ四重奏団のハイドンボックスが1,300円だったり。バレンボイムの音楽は私には高カロリーなので好んで聴かないが、購入してみた。プロアルテ四重奏団の録音は1930年代のSPレコード録音。しかしリマスターの効果か、驚くほど音楽的な良い音で聴けた。素晴らしい。

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日記ブログとしてリメイク

当ブログの役割

note、Facebookと異なったことを書こうと思い、当初の個人的日記という役割をブログに担わせます。

▶︎日々の体調の変化

昨年より漢方治療を取り入れ、体調改善に努めている。正直生半可な状況ではない。劇的変化で健康に!なんてそんな即効性はない。

しかし、効果はある。矛盾した言い方だが、治癒に至る道は見えるが、直線的ではなく、むしろ蛇行している感じ。スムーズに前に進んだかを思うと、困難な状況に直面する。一進一退のような感覚だが、1年前と比べると随分生きやすくはなった。

 

▶︎音楽活動について

今年から再び合唱団に入団したが、今月はじめ退団の申し出た。ここで理由を書く必要性はないので書かないが、自分としてはもう少し続けたかったという気もしている。まあ、それが難しいと判断したからのことだが。

今後の自分の演奏活動は未定。コンサートをつくる活動はやっていくので、このブログでは告知や報告を行なうつもり。