【雑談】本当の豊かさとは
読書をしていて、最近つくづく思うのは、
本当の豊かさとは、お金持ちではなく、
モノやサービスに付加価値をつけられる
他人や異文化に対し、決めつけずに理解を示そうと勉めることできる
ひとつの考えにこだわらず、様々な発想・行動ができる
つまり、知的な豊かさが最も大切なのではないかと思う。
広い意味での教育・教養だろう。
最近の教養ブーム本(とは言ってもそれは限られた人にしか届いていないだろうが)を書店で見ると、いかに知識・教養が大切かを訴える人が多いかがわかる。むしろ、日本人の教養の低下を危惧している感もある。
それで、読書である。
今年になって私はかなり意識して古典書を読んでいる。
それは今までの読書が狭いものだったことからの反省でもある。
30代までの読書と言ったら、詩、エッセイ、小説(それもほとんど日本作家)、ハウツー本、自己啓発本、精神世界本、冊数から言うと、年間100冊以上は読んでいたと思うが、結局自分の気分がよくなる本や自分の思考や価値観の範囲内で理解できる程度の本を読んでいて満足していた。そういった本は読み返すこともなく、BOOKOFFに何度も売り払っては買う、という連続だった。
そういう状態から、このままではいけない!と思ったのは、まず池澤夏樹編集の世界文学全集の存在を知ってから。
これを読んだわけではないが、世界の文学ってさほど読んでいないよな。とハッと気づいた。カフカの変身、マンのベニスに死す、くらいしか読んだ印象がないという状態。
まず、とりあえずシェークスピアを読むか、とはじまり、ゲーテ、ダンテと読み始めていった。
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あとヨーロッパ文学、アメリカ文学も読み進めてきた。
最近は文学では飽き足らなくなって、岩波文庫でおなじみの本に手を出し始めた。
ツァラトゥストラはこう言った 上 (岩波文庫 青 639-2)
- 作者: ニーチェ,Friedrich Nietzsche,氷上英廣
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哲学書も積極的に読む。
聖書や仏典も読む。
ぶっちゃけ、読んでわかるのか?という質問だが、わからないことが多い。
前も書いたが、わからない価値観や発想が描かれているから読む価値があるのである。
なんども読み返して少しずつ知識のストックを頭の中に蓄積させればいい。
かなり刺激的な脳内での活動がある。
そんな感じで月間100冊以上の読書をしている。
どんなふうに変わってきたか、また時間を割いて書くことにする。
以下私が参考にしている本。
古書店のオヤジが教える 絶対面白い世界の名著70冊 (知的生きかた文庫)
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