タイレル・イブ 乗り始めて2週間インプレッション
香川県さぬき市に本社を置くタイレルのイブ。18インチの小径自転車に乗り始めて2週間経ちました。
とりあえず、納車の時は浮かれてなんかもう全て良く見えてしまうので、2週間経ってどうか?ってことでちょっと冷静に書いてみます。
自動車×自転車の組み合わせ。小さいものが大好きな私。体はでかいが気は小さいやつです…
タイレル・イブのいいところ
・デザインがいい。
細身のクロモリフレームがすっきりしていて無骨な感じがない。デザインは好みがあるが、ブルーとホワイトのコントラストがいい。このカラーにして良かったと思う。
・乗り心地がしっかりしている。しかし硬くはなく、振動吸収性はある。
これはフレームがクロモリであること、リアフォークとフレームの接合部分にダンパーが入っているせいだと思う。
レーサーパンツはおろか、パッドつきパンツも履かずに50キロ、浜名湖で乗ってお尻が痛くなることは全くなかった。
・折りたたみ方は意外と簡単
YouTubeで折りたたみ方をじっくり見たが、ピンを外してはめての動作が最初はちょっと面倒臭いな、と思っていたが、2週間やってみたらすぐに慣れた。
キャリーミーやブロンプトンのようにギミック的には面白みはないが、合理的な畳み方で無理がない。
フレームが折れるような形状ではないことが剛性を高めているとも思われる。
タイレル・イブの良くないところ
・輪行するときに重い。かさばる。
推定11〜12キログラム。キャスター付きのリアキャリアをつけた分もあるが、持ち上げて階段を登るのは結構大変。
泥よけもついているので軽量化したければ外すのもアリかと。
自分の体力が落ちているせいもあるかもしれないが、女性が輪行することを考えて買う際は畳んで持ち上げて歩けるかどうか確かめたほうがいい。
それから、意外と前後の幅があるので電車に持って行くときは気にすること。純正の輪行袋があるからまだ大丈夫かもしれないが、突起があるので注意。
・お値段、ちょっと高めかな。そこまでの価格に見えない。
本体価格15諭吉というのはBrompton、Birdy(BD-1)など非常に真っ当な路線のフォールディングバイクからすると決して高くはない。
しかし、この金額であればエントリーグレードののそこそこ良いロードバイクが軽く買えてしまう。私が5年前に最初に買ったスペシャライズドのロードバイクでも14諭吉であった。
これは難しいところ。冷静に見てみると、外観からホームセンターにある1.5諭吉の折りたたみ自転車の10倍のものだと言われると、誰もそこまでするとは思わないだろう。
・オーナーが少ない故に情報交換がしづらい。
これは仕方ない。そもそも私がBrompton,Birdyにしなかったのは他に乗っている人が多いから。イブはさすがにまだ路上で見ていない。
・スタンディングスタイルがBrompton似
こんな感じ。だからスタンドはない。これスタンドつけたいな〜という人は残念。
・18インチのタイヤはやっぱり走らねえ〜
これもどうしようもない。感覚差ではあるが、ロードバイクの走りを求めてはいけない。
しかし、もう少し大きな20インチサイズは欲しいかな。その分折りたたんだ時のコンパクトささらになくなるから難しい。
良くないところは結構無理やりな部分もありましたが、重いことかさばること以外は気に入っております。
輪行できる、そして走りのバランスが気に入れば買い!です。